志望校・志望園を選ぶ視点⒄
塾長の立場からの視点 part1
これまで、様々な角度から志望校・志望園を選ぶ視点について述べてきました。幼小受験は、私立・国立附属幼小に対する理解が浅い家庭がほとんどですから、ご両親の参考になればという思いで発信してきました。
今回は、志望園、志望校相談機会の多い私が、どのような視点で主たる志望校(園)を絞り込んでいるのかをお伝えしてみようと思います。
公立小の出身者にとっては、私立小との比較をしようにも、同僚に出身者が多い職場は稀でしょうし、同じマンションの居住者に附属小の生徒がいても、家族ぐるみのお付き合いをしないと表面的なことしかわからないでしょう。
要は、わからないことだらけの中で、自身の学歴や職歴に満足している公立育ちの人が、唐突に「附属幼小を受験したい」と言われても、育ちも家系も異なるご両親の希望が一致する事は稀なことですし、相手に腹落ちする説明はなかなかできないもので、伝えられても「わかりました、いいでしょう」と安易に言えないのは当然です。
私の教室では、幼稚園受験の単願志望は多数派ですが、小学校受験では出身者のいる家庭でも5校以上の志願者がほとんどです。
ただ、5校以上と言っても最初からではなく、合同説明会や単独説明会、公開授業などに参加し、私立小に対しての理解が深まるにつれて数が増えていきます。
附属幼稚園の志願家庭であっても、理解が深まるにつれて単願先の変更はよくあることです。
最終的に志願先が決定する迄の過程は様々ですが、私が相談される時期も同様で、全く理解していない初期段階の相談から、説明会などに参加済みで、ある程度絞り込みが出来ている時期の相談まで千差万別です。
私立や国立の附属幼小の学びや育ちをどの程度理解しているかの違いによって、同時期であっても、回答の中身は異なるものですが、大切なことは「ご両親それぞれの家系や育ち」「職歴や活動歴」「現在の暮らしの状況」etcの親の素性、履歴をカウンセリングの機会にじっくり聞きだし、ご両親の人物像を把握することなのです。
part2に続く
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
〒102-0084東京都千代田区二番町9-2日興ロイヤルパレスB1
Tel 03-3265-7774 / Fax03-3230-4737
http://www.keishinkai.ne.jp/
【新年長児対象 冬期講習】
コージアトリエ『ご家族で取り組むお受験スタイル』 - YouTube