志望校・志望園を選ぶ視点⑻
幼稚園編④ 併願について
五校以上の併願が一般的な小学校受験と違い、幼稚園は単願受験家庭が多いと思います。
私立や国立大学には、幼児教育科の研究や指導者育成の為に系列の附属幼稚園を併設しているところが多く、それぞれが個性豊かな幼稚園教育を実践しているのですが、志望園以外の説明会や園庭開放などの機会を利用せず、本命以外の幼稚園に興味を持つこともなく受験準備を進めている保護者が多いのが現状です。
白百合学園の出身者が光塩女子学院との類似性を感じたり、雙葉学園の出身者がカリタスや立教女学院に対して「とても似ているように思いました…」の発言を数多く耳にしてきましたが、軸足となる附属幼少の育ちを経験したからこその感想だと思います。
身内や知人の合否結果の厳しさを知ることが多い出身者だからこそ、他の附属園にも目を向けるべきという謙虚な姿勢を持つ心理も理解できます。
出身者は不合格も前提の上で準備をするものですが、附属幼小の通学経験のない方は合格を前提にした準備になりがちということなのでしょう。
合格の二文字を手に入れる家庭ほど、在園の保護者層の違い、子供や家庭と園の関り方、先生方が保護者に何を求めているか、園に対して保護者がどのような貢献をしているのか…等々を知る為にアンテナを拡げ、万全の対策をしているものです。
幼稚園の併願実例はここでは述べませんが、第一志望だけに限定しない併願受験をしたことが良い結果に繋がり、全ての受験が終了した後に初めてその意味を理解するご家庭が実は多いのです。
ご家庭との関わり方は様々ですが、ご両親の意思を尊重しながら、遠慮せずに意見を申し上げることを私達は大切にしたいと思います。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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