「志望校・志望園の絞り込み方」というテーマのブログを、2017年度に発信しましたが、「志望校・志望園を選ぶ視点」という新しいテーマに変更し、前内容に修正を加えながら再発信することにしました。
子供達の知育ばかりに気にかかっていたご両親が、自分自身の準備に目を向けるべき時期が5月以降になってしまう事が多く、曖昧な理由で志望校選択をしていたため、志望校別の偏った準備を続け、無駄な教室通いをしたり無駄に費用を重ねてきた家庭を散見します。
このブログが志望校(園)選択に迷いのある方のお役に立てれば際いです。
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志望校・志望園を選ぶ視点⑴
「興味を持っていた志望校(園)と真逆のイメージの附属に目を向けてみる」
GW以降は附属幼稚園・小学校の説明会等々が続き、 志望校決定に繋がる材料を入手することが可能な時期です。説明会以外にも、青山学院初等部を象徴する「ファミリーフェア」のような行事や、授業公開、施設公開等々、 目白押しです。
コロナ禍に休止していた「沿線別合同相談会」「神奈川私立相談会」「宗教教育校合同相談会」も昨年から復帰しており、各学校のブース毎にいる教師と直接対話ができ、説明会以上に身近な機会である「合同相談会」は、一月から行われますので、大いに利用されるべきだと思います。
今年は「東急線・小田急線沿線」の小学校併設私立幼稚園の合同説明会が行われるようで、私立附属幼稚園の先生方も広報活動の大切さを感じる時代になってきたと言えるでしょう。
既存の学校別説明会や、運動会、公開授業に加えて近年ポピュラーになってきた合同説明会は、初めての附属幼小受験をされる方にとって、附属の保護者や卒業生等からの伝聞や、書籍等で得る情報とは異なり、校(園)長や先生方の話だけでなく、佇まいや人柄を感じることにより、「自身の育ち」を軸にした人的影響の価値を感じとることができ、とても有意義な機会になると思います。
また、附属の出身者のいる家庭でも、全ての私立の様子を知るわけではありませんから、我が子を受験させるにあたって、たとえ出身者であっても、親の視点で母校や園を観察する良い機会です。
時代の流れで大きく変貌したのは、園舎や校舎などの施設だけとは限りません。当時の教職員や保護者の平均的姿が変わっている事例も多々あるのです。同窓生や恩師と過ごす機会の多い出身者だからこそ、客観的に観察する機会は大事です。
また、夫婦共に同じ附属の幼小出身者であることは稀ですから、異なる育ちを持つパートナーの意見や感じた印象を耳にすることも大切です。パートナーが施設見学や説明会に出席しなければ、二人で語り合う材料も生まれてきません。可能な限りですが、協力する姿勢を持つのは夫婦として当然のことでしょう。
片親の意志だけの決定で構わないのであれば、別に参加しなくても良いのかもしれませんが、保護者面接に両親で臨むのであれば、説明会等の機会への参加の有無は、互いの不安を少しでも減らす為にも意味ある機会だと思います。
受験期の日程を決定づけるような、詳細な志望校(園)の決める時期は、まだ先でも構いませんが、決定するための材料は多い方が良いのです。その為に志望校(園)と真逆のイメージの附属に目を向けることも大切です。
「女子校などの別学志望であれば共学」
「無宗教志望なら仏教系やキリスト教系ミッション校」
「カソリック系志望ならプロテスタント系」
「徒歩圏内や30分以内の通学志望なら遠方の附属」
「料理が苦手やその他の理由で給食希望ならお弁当が必要な附属」
「親しみやすい印象の附属なら、敷居の高さや堅苦しさを感じる附属」
「学校や園と距離を空けた関わり方を望むご家庭ならば、深く関わる附属」
「大学受験校志望なら大学までほぼ進学するイメージの附属」
このように真逆とも言える附属校や園を見ておくことで、自身の固定観念の偏りへの反省や、志望している附属の良さの再確認等々、附属幼小に対する認識の深さに繋がります。後で後悔しない受験にするためにもお試しください。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
〒102-0084東京都千代田区二番町9-2日興ロイヤルパレスB1
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