4歳以降の子供に手を入れる…part12
「競い合いからの学び」
part11では「粘土、粘土、粘土…継続は力なり」…を発信しました。
part12では「競い合いからの学び」について述べてみたいと思います。
以下の写真は、年長クラスの模擬テストの一コマです。
数チームに分かれて制作したお神輿で玉入れの球を運ぶゲームの様子です。
指示された数だけ赤と白の球をフープから取り、お神輿で運びます。(数の指示は毎回異なります)
教師から指名された二名の子供達は、チームの代表として競い合います。
小学校受験の考査では初めて会う子供と組むのです。
発達の差が大きいこともあるでしょう。
不器用な子供と組むこともあるでしょう。
初めての事に戸惑い不安そうな子供と組むこともあるでしょう。
それでも勝利の為に頑張るしかないのです。
競い合う経験は多くの事を学べる貴重な機会なのです…
コロナ禍で休園の多かった頃、子供達は外にも行けず、他者と関わらない生活を続けました。
競い合うことや、協力し合う経験を積み重ねることもなく日々を過ごしたのです。
令和5年度の全国の年長児達は、年少から年中期にかけてコロナの影響を最も受けた子供達です。体力も精神力も身に着けられない生活を強いられたことでしょう。
幼児教室はペーパーなどの思考力向上だけを目的とする学びの場ではありません。絵画や制作に取り組み、集団ゲームなどを通じて社会性を身に着ける場でもあるのです。
ペーパーは成長にもよりますが、家庭学習もしやすく適切な指導さえあれば六か月もあれば仕上げられます。
しかしながら個別考査対策や制作、言語、絵画、巧緻性、創造性、生活力、社会性、運動は、一年以上の時をかけて機会を与え磨きをかけないと現場対応力を身に着けられず、人的環境や場の環境の異なる考査会場に臨んだ時、力量を全く発揮できないケースが多々あります。
親でさえ戸惑うことが多いのが考査です。幼い子供達を責める事はできません。
でも、幼くても「自分はできる筈!」と思える自信をつけさせることは可能です。豊富な指導経験を持ち、百戦錬磨の受験経験を持つ優秀な教師なら、力量を発揮するために必要な「魔法の言葉」さえ身に着けているのです。
ただ「頑張れ!」と声がけするだけでは、子供に勝ち抜く意識も知恵も生まれないのです。
幼児教室に足を運び、指導体験を通じて家庭に合う教室を見つけ出すことが合格への第一歩です。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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