「幼稚園受験準備クラス前期講習」は親子考査対策です。後期は母子分離の講習ですが、前期は授業の大半が親子で取り組む講習です.
私が午前から午後にかけて「年長 寺子屋スクール」に行っている為、午後に行われる「年少クラスの講習」に戻ってからの様子をご覧頂きましょう。
今日は前期講習三日目です…
授業の前半は子供のみの指導を行い、途中から親子の授業になります。
親子の授業は夏期講習までに数回経験して頂いていますが、やはり六日間の連続授業(中一日休みをはさんで)は、子供だけの時間と違い親が入室した瞬間から、さっきまで自己コントロール出来ていたのが噓のように…
①だらだらしたり、落ち着きが無くなる
②切り替えができない
③座る・立つが維持できない
④話が聞けない
⑥メリハリのある話し方が出来なくなる
上記のような様子が目立つ子供と、親子になっても維持できる子供に分かれてしまいます。
前半三日間は、親にとってそれが大きな発見です。
最近は「子供に任せ見守る姿勢の子育て」が尊重される傾向が大きく、最年少クラスも含め典型的な見守る子育ての家庭の方が多いように感じます。
しかしながら、カソリック附属の白百合、湘南白百合、雙葉、田園雙葉、暁星、光塩、カリタスだけでなく、無宗教系共学の学習院等に選ばれる家庭は「状況に応じて我が子を制することが出来る親」や「切り替えを自分でする意識を持つ子供」という条件を満たしているのです。
小学校受験のように子供の総合的能力を重視する選びではありませんが、幼稚園受験は、子供の能力の高さよりも「他者との関りや心の成長を重視した選び」ですから、自分を制する力を持っている子供ならともかく、三日間の講習で発見した我が子の修正すべき点は、後半三日間で手を入れて修正しないと選ばれない親子になってしまいます。
よく「幼児教室は型にはめる教育をする場」と思い込んでいる方がいますが、けいしんかいは「金太郎あめ的教育」は絶対にしない教室です。
親から受け継いだ遺伝的な資質や気質は変えられるものではありません。子供を預かってからの三か月間はその子の性格や行動、気質を理解するための期間です。また、ご両親の人柄や様子を知るための期間です。
その後から夏期講習までは、親子の様子を観察し家庭での関わり方や生活面での改善点を授業解説や面談を通じてアドバイスしながら、社会性や心の発達を促すために集団の知育指導を行い、子供の資質・気質重視の型にはめない教育を続けます。
そして今回の「夏期講習(前期)親子指導」の後半三日間から親子の関わり方に対しての意識改革を親にしていただき、夏期講習(後期)六日間の講習では、子供だけの指導を通じて教師の指示や課題に向き合う意識を高めます。
そして9月から10月末にかけて実践を重ね、徹底的に磨きあげる指導を続けるのです。
幸いなことに近年三保、二保共に良き結果が続いています。それはご両親の受験に対する意識が高く、我が子に対しての関わり方が見事だからです。子育てと受験準備を通じて自分を磨き続けているからです。
まだ、夏期講習前期の最中です、この講習で親子共に成長されることを願っています。
明日は年長児「寺子屋スクール」最終日です。
8月15日からの夏期講習で大きな伸びを得る為に必要な人間力に磨きをかけましょう。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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