7月13日(木) 西部学園文理小学校 島田日出男先生から小学校についてのご教示頂きました。
西部学園文理と言えば「英語のシャワー」で有名ですが、海外交流は当然多く…
＊５年次に１６日間の英国イートン校短期留学、ケンブリッジ大学、オックスフォード大学訪問。
＊６年次に米国ホームステイ（一週間）、ハーバード大学、MIT訪問、ニューヨーク国連本部でレクチャーを受ける米国研修。
・オーストラリア、ニュージーランド短期留学
・イングリッシュキャンプ（一年生宿泊行事）
上記の小学生の域をはるかに超えた活動を行っています。中でも英国短期留学は歴史の深さを感じる経験が好評だそうです。
コロナ禍で中止していた短期留学も復活の方向のようで、今回の渡英もその準備なのかもしれません。
公立を始め、私立附属小学校の英語教育は、私の世代では考えられない充実した内容ですが、西武学園文理では英語が週二時間、音楽・体育・図工・情報の授業も英語で指導するなど、週に十時間以上英語に触れる文理イマージョンを実施しており、休み時間や給食時に外国人英語教師と触れ合う機会も多いことが、前述の留学や英検取得に繋がっており、まさに「英語のシャワー」を実践している事がわかります。
海外留学や居住経験をした時にわかる、日本人だからこそ身につけておくべき茶道などのマナー教室や田植えや稲刈り等の体験指導も豊富で国際性を身に着ける為のプロセスを大切にしていることを強調されていました。
近年、系列大学や高校に内部進学せず、大学受験目的で他校への中学受験をする生徒の割合が高い附属小が目立ちますが、西武学園文理小は１～２割程度で、高校まで内部進学する生徒がほとんどだそうです。
共働き家庭の多い時代の私立小学校らしく、放課後の学童保育「文理グローバルアカデミー」参加者も多く。（英会話や主要科目・日記・プレゼンテーション力強化のカリキュラムが充実）
１年生では７０％程度の家庭が利用、二年生以降は平均して３０～４０％の家庭が利用されているそうです。
特筆すべきは、ここ１～２年の入学者は１時間から１時間１５分平均と通学時間の長い生徒が多く、英語教育、体験教育、学童保育、共学校、大学受験実績…という近年の私立附属小学校を目指す家庭にとって魅力的な要素が揃っているからこその結果と言えるでしょう。
また、4つの駅から通えるというアクセスの良さもその理由となっているようです。
【徒歩１０分】の西武新宿線 新狭山駅
【スクールバス運行】
・JR埼京線/東武東上線「川越駅」から15分
・西武池袋線「稲荷山公園駅」から20分
・JR八高線/西武池袋線「東飯能駅」から30分
東京都の私立小学校受験と異なり10月受験が中心の埼玉県の受験ですが、西武学園文理は9月中旬に三回、10月に二回、11月中旬に一回…と、実に豊富な受験機会を用意しています。
入学に繋がる家庭が最も多い９月受験は、昨年受験者数が多く面接終了時刻が遅くなったことを踏まえ、今年度から一回増やし三回にするそうで、本命視するご家庭にとってはとてもありがたい変更ですね。
前校長の飛田浩昭先生(立教英国学院・青山学院初等部教諭を経て、青山学院初等部長を務められた)とは、電話を通じて当会卒業生や教育についての等の対話をさせて頂いた縁がありますが、現校長の古橋 敏志先生は、西武学園文理生え抜きの先生と島田先生から伺いました。古橋校長先生のブログを通じて学ばせて頂こうと思います。
英語の教師をされている島田先生は、今週末から渡英されるとのことで、多忙な中わざわざお越しいただきました。御礼を申し上げます。国際交流で活躍する生徒を多数輩出する私立一貫校として益々の発展を願っております。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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