小学校受験準備をブラッシュアップ
「考査で力を出しきる子供に育てる必要条件とは…」
下記の⑴の悩みや、⑵の結果は、小学校受験に臨むご家庭によくある状況です。
⑴家庭で親とのマンツーマン指導時は安定した力を出せるが、教室の集団授業や模擬テストでは結果が出せない。
⑵模擬テストや教室の授業では力量を発揮できるけれども、本考査では力を出せない。
⑴のような例は結構多いのではないかと想像できます…
「子供を伸ばすのは親の役目です」と考えている教室が多いようですが、勿論家庭学習は大切です。
しかしながら家庭学習は基礎を中心とした反復学習を行い、理解不十分な分野を補うものです。
集団で行われる教室の指導は…
⑴初期段階では、l総合力(ペーパー・個別・絵画制作・運動・社会性・生活力etc.)の基礎段階を幅広く身に着ける。
⑵中盤からは反復学習で身に着けた基礎力を応用力に活かす指導を行い、本考査で力量を発揮できる子供に導く。
⑶後半は、知育考査で力量を発揮し、個別テストや集団の行動観察考査で人的魅力を発揮する為に必要な、考査に臨む意識を磨く。
⑴はともかく、⑵⑶の段階で家庭中心に伸ばすことはなかなか難しく、教師の指導力は重要だと思います。
では、模擬テストはどうでしょう…
テストに臨む子供の意識を高める為には、保護者による意識付けは必要ですが、模擬テストで力を発揮する為に必要な精神面の成長を促し、テストに臨む意識を育てるのに最適な場はやはり教室だと思います。当然、これも教師の指導力次第だと思います。
では⑵はどうでしょう。
幼児教室に通う最大の目的は、家庭の個の教育では不可能な、集団で行われる本考査で力量を出せる子供に育てる事だと思います。人や場の変化に強く、精神も身体もタフで状況判断力と対応力のある子供に育てることが私達教室の使命です。
とはいうものの、やはり5~6歳の子供です。小学校や幼稚園の敷地や教室に足を踏み入れた時、平常時の精神状態を維持できず、依頼心が出たり力量を発揮できなくなる状況に陥りやすい年齢であることを忘れてはいけません。
その心の変化に気付き、適切な言葉掛けや態度で平常心でいられるように導く存在は、やはりご両親であるべきだと私は思います。受験は両親自身が決めた事であり、すべきことは全て準備したという充実感を支えにした親の覚悟が本考査で力を出し切る子供の気持ちに繋がることを忘れてはならないもです。
それだけに私達教師は最後まで親を導き、支える立場である覚悟が必要だと思うのです。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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