幼小受験準備をブラッシュアップ
「私立附属のイメージに染める事なかれ」
「けいしんかいはminority的存在ですね…だから入会しました。」と当会で三保受験を準備され、ご両親が合格後の挨拶に来られた時の奥様の言葉です。十近くも教室を見学・体験して自分のイメージに合う教室に出会えず、自分で準備を続けながら最後に出会えたという事情をその時初めて知りました。
その理由を上記の表現でされたことは、私立附属幼稚園の存在価値を見事に理解しているからこそだと私は思います。
もう遠い過去となりましたが、バブル時期以前の私立附属幼小受験は、限られた層だけの受験でしたから(国立附属は異なりましたが…)、最近よく見られる、特定の私立附属の保護者や生徒のイメージに染まってしまう家族は皆無でした。
現代でも、染まる必要など全く無いことは、私立附属の実際をよく知る方には常識ですが、理解していない方がほとんどの幼小受験です。てっとり早く染まってしまえば合格への早道だと思うのも無理はないでしょう。(そうならなければ合格しませんよ…のような助言を伝える教師は論外ですが)
併願校や園に次々と合格していく家庭の割合は少ないのですが、別学・共学・カソリック・プロテスタント・無宗教校等々の条件に偏らず合格していきます。親子共に魅力に溢れた人材であるからこそ、受験された全ての附属校(園)の教員に高い評価を受けた…としか言いようがありませんし、特定の附属に染めたような形跡は皆無です。
類似性も無いのに無理やり演じ振舞っても、教師たちの目を誤魔化せませんし、本来の姿ですくすく伸びるべき時期の子供達に弊害を生むであろうことは想像がつく筈です。
もちろん、小学校受験ならば、考査で総合力を発揮しなくては合格に繋がらないことは当然ですし、幼稚園受験ならば、我が子としっかり向き合い手を入れた子供であることが合格の条件ですが、決してイメージに染めた姿ではなく、家系や育ちの環境から自然に備わった人物像を親子共に磨き続ける事が、合格条件として如何に重要であるかを、前述の奥様がよく理解されているからこそ頂けた言葉だと私は確信しています。
「けいしんかいはminority的存在ですね…だから入会しました。」
この言葉は、当会にとって最高の褒め言葉であり、励みとなります。
バブル期⇒1986年12月~1991年2月の、51ヶ月間間続いた日本で起こった資産価格の上昇と好景気、およびそれに付随して起こった社会現象。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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