幼小受験準備をブラッシュアップ
「出身者に対しても甘くない私立附属」
出身者の方々は恵まれているように思われがちですが、同窓会の盛んな私立だけに、「出身者に対しても厳しい」という現実を、友人や先輩後輩の受験結果で理解しています。 保護者が出身者の家庭だとしても第一子を合格させるには、全ての条件が整うことが条件であり、無縁の家庭と条件はそう変わらないということをご理解下さい。
もし最近、出身者比率の高い結果を出す附属校であったとするならば…
・志願者が減少している
・辞退者増加傾向の為、定員割れを避けたい
・不平不満を述べる保護者が増え、不協和音が生まれている
・教職員の不祥事や裏口入学などの報道がマスメディアから流れた…のような状況にある場合でしょう。
最近では、クラスター等があった場合の保護者とのトラブルを避けるために、出身者比率増加や在学の妹弟をほぼ合格させてしまったのではないかと思われるような、コロナ禍故の結果であった附属もありました。
盤石と思われる伝統の私立附属であっても、定員割れは避けたいですから致し方のないところでしょう。
しかしながら、当然反動は今後あるでしょうし、附属幼小受験の経験のない方が想像するよりも私立附属受験はフェアなものです。特に幼稚園受験は出身者優先と決めつけつけられやすいのですが、実は小学校よりも出身者比率が低いことを私は経験で知っています。
小学校よりもコミュニティ度の高い幼稚園だからこそ、「他の保護者と共に園の良き理解者になれる保護者」を選ぼうとするのは当然ですが、その園で学んだ出身者であったという条件よりも「系列校全体にとって貴重な財産となる家庭を選ぶ」為に、出身者のパートナーに対してもおろそかにしない選びであり、門戸を広げてより財産となる人材を厳選したいという願望の結果だと思います。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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