11月14日(月)慶應義塾幼稚舎の複数合格報告が届きました。
中等部、普通部、湘南藤沢…日吉、志木、女子校、湘南藤沢、ニューヨーク学院…異なる校風の中高で育った学生達はそれぞれが特有の魅力を持ち、慶應義塾大学の財産です。
長い間、慶應の附属小は幼稚舎だけでしたが、2013年に横浜初等部が創立されてから10年の歳月が過ぎ、両校の生徒と保護者層の違いや校風の違いも徐々に明確になってきました。
ここ数年、幼稚舎派と横浜初等部派に会員が二分されるようになってきたのも、両校の違いが明確になってきたからこその事だと思います。
とはいうものの、可能なら両校とも受けさせたいと思うのが、慶応を目指す家庭の両親の正直な気持ちだと思います。しかしながら、女子は考査日程が11月1日〜3日の内一日の為、他の有名附属校と重なる為に、併願しにくいのが実情です。
加えて最近の当会は、外資を含む大企業勤務や医師の母親が多く、大学受験に対して自由度の高い高校の系列附属幼小を好む傾向があります。
慶応の附属各高校から医学部に内部進学する生徒は極めて少数ですし、自身の意思で大学を選択させたい両親の割合が高いせいでしょうか、ここ数年女子だけでなく男子の幼稚舎志願者が当会では減少しています。
昨年も少数でしたが、とうとう今年は幼稚舎を受験した女子は一昨年同様一名だけになってしまいました。
男子も、他校と重なりにくい5日~8日の考査日程であるにも関わらず、出身者比率が高率の幼稚舎よりも、無縁家庭が大半の横浜初等部の方に当会では志願者が多くなっています。
今年は、貴重な一名である女子は残念でしたが、男子は5名中2名の合格報告(在校生の弟1名・無縁1名)を頂きました。創立以来、出身家庭だけでなく無縁家庭の子女を合格へ導いてきた当会ですが、出身者家庭であっても合格が難しい幼稚舎ですから、親族含めて全く無縁の子供の合格は見事でした。両名共に、自身の力で合格の二文字を掴み取りましたね!
次の小学校の発表は、16日(水)の慶応横浜初等部の一次合格発表です。
宝仙小学校の一般入試は11月18日(金)及び19日(土)の両日行われます。
目黒星美学園小のB日程は11月19日(土)です。
慶応横浜初等部の二次考査は17日以降です。
令和4年の私立附属幼小受験もいよいよ終焉間近です。でも、明日から国立附属小学校受験準備講習(全13回)が始まります…彼らの考査に臨む意識を再び蘇らせる指導が始まります。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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