東京都市大付属小学校の幼児教室対象説明会出席で私が不在の最中、教室内の水槽でそれは始まりました…
それはオニヤンマの羽化でした。
先月のブログでお伝えしていましたが、教室内の大型水槽でオニヤンマのヤゴを飼育しています。トンボの羽化という生命の神秘を観察する幸運に恵まれたのは、幼稚園受験主任の榊原先生と年中クラス主任の太田先生の二人でした。
カブトムシなどと違い、トンボはさなぎにならずに羽化する「不完全変態昆虫」です。枯れ葉状の平たい体が特徴のオニヤンマのヤゴは頭部の下辺りが割れ、そこから体を曲げながらまるで衣服を脱ぐかのように羽化をします。
途中で休息をとりながら殻を脱ぎ捨てたトンボの羽は、美しい白色です。
尻尾を引き抜いた後に、体液を縮んだ羽に塗りながら羽を広げていくトンボの羽化は、命がけと言ってもよく、最中に草などに触れてしまうと体が傷つき、体液が漏れてしまい、羽が広がらず飛び立つことができなくなります。葦のような細長い植物に登って羽化するのはそのためです。
私が教室の帰った昼頃には、既にこの状態でした。
まだまだ薄めですが、オニヤンマの特徴である黄色の腹に黒の横じまがくっきりと見えます。
ヤゴの時はこのような姿なのに…
今日は年中クラスの子供たちがオニヤンマを観察しました。
明日は最年少と年少クラスの授業があります。
日本最大のトンボを初めて見て、どんなシャウトをするのでしょう…
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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