春期講習終了後、年中クラスは木・土の週１～２回指導になりますが、行動観察を主体とする木曜日と異なり、土曜日はペーパー・巧緻性・絵画・制作主体の指導になります。

週１回の受講がまだ多い為、木曜と比べると土曜日の児童数が少ない状況になっており、教師も一人で十分な人数です。

GW以降に例年生徒数が増えるので、人数が少なく余裕のある４月は、巧緻性や制作教材を親子で取り組む時間を新たに設けました。

　

巧緻性や制作、絵画指導は、卒業までにかなり多くの時間を割くのですが、繰り返し行うことが可能な家庭の指導は、技術の向上だけでなく、子供の資質や成長度を親が理解し、我が子を導く方法を身に着ける最良の方法です。

文章では伝えきれないアドバイスが可能な「教室での親子の取り組み」は、家庭学習の質の向上の為には良い方法だと私も確信します。

　

母子分離が定番の当会の授業に、親子で取り組む指導を継続で取り入れたのは、土曜日の太田主任の発案です。そろそろ軌道に乗った頃かなと思い、初めて私も授業見学をしました。

太田主任は、年長クラスのアシスタントで修業を積み重ね、私が主任を担当していた時代の年中クラスのアシスタント、幼稚園受験準備の最年少、年少クラスのアシスタントのキャリアも積み重ねて、幅の広い指導力を身に着けたベテラン教師です。

どのようなタイプの児童に対してでも、我慢強くきめ細やかな指導ができる太田さんは当会の貴重な人材であり、幼稚園受験主任の榊原先生や、小学校受験主任の谷内先生の領域に達するであろうと私は確信しています。

短い時間の見学でしたが、素晴らしい授業でした。今後も指導力に磨きをかけ唯一無二の存在になって欲しいと思います。

　　　麹町慶進会　塾長　島村　美輝　　　　　　　　　
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