二時間半の年中クラスと違い、約六時間半という長丁場の年長クラスは、子供達の鍛えられ方が違います。１１月からの基礎期間を終えた子供達だからこそ、この講習が短く感じ、「え～もう終わり？」という言葉が思わず出るのでしょう。
午前中は、ペーパー・個別教材・絵画などを中心とした思考力を育てる指導が続きます。
今日の絵画指導は、遠近法がテーマです。
最終日の大作へ向けての一歩です。
３時間近くの思考力指導を終えてのお弁当タイム…
元気をつけて、午後の指導も頑張ります。
春期講習は毎日チームに分かれ、競い合いや相談、協力、意見を述べるなどの経験を積ませます。目標を達成する為に知恵を絞る相談の時間を含め学びの多い指導です。
その場で、各チームの担当教師から評価が伝えられ、どうすればよくなるのかを理解させます。
社会性の基盤は幼児期に育てることが大切で、要求の高い附属小学校の指導を吸収できる子供に成長させます。
評価をする教師も真剣です。
小学校受験は、ペーパー等の知力判断だけで結果をだしているのではありません。様々な領域から考査を行い、総合力の高い子供を選んでいます。
年少から年中クラスの時期に、楽しみながらじっくりと基礎を吸収した子供ほど、対応力に優れバランスの良い総合力を身に着けた年長児に成長していきます。
子供達は応援する楽しさも経験します。自分のチームが勝つことを信じて声援を送る行為は本能的なものです。
「別にどうでもいいよ…」のような素直さの無い人が好かれる筈はないのです。素直な子供に育っていくことは、教師の願いです。
受験準備には無駄なものと不可欠なものがあります。それは過去に出題されたか否かではないのです。それを判断しマネージメントが可能な保護者がほとんどいないのは、国民の１％しか私立附属小学校の出身者がいないからではなく、不可欠な内容を幼児教室が正しく保護者に伝えていないことが原因です。
また、全ての子供が同じ資質を持っているのではなく、異なるからこそ家庭学習の手法も違うのに、マニュアル的な伝え方になりがちな事にも問題があります。
今年の当会は、年中クラスの会員数に余裕があります。年中時期だからこそ必要であり、個々の子供によって微妙に異なる学習を親子共に導くことが十分に可能です。
どうぞご相談ください。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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