今回は、第5回模擬テストの女子合格結果から考察してみましょう。
さすがに平均点以上でも、幼稚舎は一人しか合格しておらず、この回は特に少ないとはいえ、平均点以上で5人(内補欠1名)だった男子と比較しても、狭き門であることを示しています。
当会のテストを受けた子供の合格結果を詳細に見て、女子平均点「92点以下」の子供のデータで(東京都の私立受験まで残すところ二か月の時期で)、目立つ有名校合格例を挙げてみると…
82点…聖心女子学院・日本女子大学附属
80点…東京女学館
79点…桐朋小
76点…筑波大附属
69点…学習院
68点…田園雙葉
以上のように、平均点から10点以上も下回る子供でも、有名校に合格している例があることは、考査日までまだのびる余地がある子供達がいるということを示しています。
とはいうものの、最高得点(122点)から平均点(92点)の間の30点の幅に位置する子供達は、複数の併願校に合格している子供が多く、特に安定したペーパー力を発揮できる事は有名校合格の条件であると言えるでしょう。
発達の遅い子供には男子より厳しい女子の小学校受験ですが、目的意識を持ち向上心の高い女子の気質を利用して、生まれ持った能力の限界点で勝負できることを祈っています。
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模擬テスト添付資料part2(女子)
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【参考までに】
平成30年から遡って、十年近く前に就任された加藤舎長は、定番となっていた男子から始まる考査を逆にし、女子日程を11月1日から3日までに変更しました。
加藤舎長就任後、5日から始まるようになった男子(96名募集)は、他附属校と重なりにくい考査日程の為欠席者が少ないのですが、女子(48名募集)の保護者が、他の第一志望校を優先に考えるのは無理の無いところで、考査に臨む十人一組のグループ中、半数が欠席のような例も珍しくありません。女子の場合、第一志望として選ばれる附属が多数あり、幼稚舎の特別感は無いと考えれば当然でしょう。
加藤舎長が「併願する女子を望まず」の理由で変更されたのは明確で、結果的に女子合格者は幼稚舎単願で良いと考えるような家庭が中心となり、複数校併願の多い近年では珍しい受験者層であると言えるでしょう。
part3に続く
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