幼児教室の経営をしていると、全ての専門医と対話してきたのではないかと思うほど、医師や看護師等の職業に就く保護者と向き合ってきましたが、コロナウイルス感染の件で、医療系の職に就く親子に対する差別の話が直接耳に入ってきます。
東日本大震災の時にも、放射能差別をする人がいたように記憶していますが、民度の低い国ならともかく、日本という国の中でこのような人達が存在していることに対して悲しい気持ちになります。
映画が何よりも好きな私は、巨匠、黒沢明監督の傑作「赤ひげ」を繰り返し鑑賞し、職業奉仕の尊さを学びましたが、新型コロナウイルスと対峙する人々の中で、自己犠牲の最たる職業は医師や看護師の方々です。
イタリアの医師の死亡が100人を超えたそうですが、彼らは命がけで職業奉仕を続けておられたのでしょう、心から尊敬します。
教室で対面してきた保護者の中で、大学病院などに勤務する医師が、最も睡眠不足と疲労を貯めた状態で面接に来られることを経験しているだけに、最前線で治療に向き合っている日本の医師たちも、既に疲労困ぱいなのではないかと心配です。
親が医師だから…
稼ぎが良く安定しているから…
勉強が得意だから…
上記などの理由ではなく、「臨床医として患者を救いたい!」「研究医として治療法や病気のメカニズムを発見したい!」だからこそ医師を目指す、「医師を支え患者と向き合いたいから看護師になりたい!」そういう考えで医療の道に進んだ方々の覚悟は尊いものなのです。
数えきれない程の医師家庭の子女たちを指導してきた私たちは、その職に就くための教育をしているのではなく、患者やそのご家族と向き合う医師としての人間性の原点を育てているのです。それはどのような職のご家庭でも同じであり、私たちに必要な覚悟です。
「医は仁術」という言葉は、「人命を救う博愛の場である」ことを意味する格言ですが、幼児教育を職にしている私達にとっての格言は何なのでしょう…
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麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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