2020年度 第一回模擬テストを4月5日(日)に行いました。
当日午後から、保護者の皆様にお返しする考査結果への詳細な書き込みを先生方が行います。私はペーパー採点を担当しているので、結果として受験生全員のペーパーに関する現在の力量を一早く掴むことになります。
翌日月曜日は私は休みを頂き、本日火曜日から集計データを基に結果用紙を作成しました。お子様が行ったペーパー、制作、絵画などの教材等々を同封し、お返しする準備が整いました。
考査当日は分担作業ですが、詳細な書き込みを基にした結果用紙の作成以降は、私の単独作業となります。
この作業を担当させて頂いているので、各生徒の総合力を見極める事が可能です。長年続けてきた指導の仕事は遠のきましたが、会員や外部生の現時点での力量を把握できるので、志望校相談や合格判定の面談に大いに役立つことになります。
保護者にとって模擬テストの結果は、お子様の力量を判断する為の材料として有効なものです。結果に対して一喜一憂するのは当然ですし、結果次第では子供に厳しい言葉をぶつけてしまう方も多々おられると思います。
様々な教室等で行っている模擬テストは、各教室の運営者や担当者の考え方や手法の違いがありますが、保護者は普段同様の結果が出ることを理解するものです。
しかしながら、場や人への対応力がまだ十分に育っておらず、普段の力が出ない事もありますし、準備不足のせいでその子の潜在能力が発揮できない結果になる事もあります。
どのような結果であろうとも、保護者にとって大切なのは、我が子の結果を冷静に受けとめる意識を持つ事です。
感情的にならず、我が子が考査にどのように取り組んだのか、どうしてこのような結果になったのかを分析する事が大切です。
その為には、小学校の考査は何を求めているのか?どのような出題方法でそれを確かめようとしているのか?以上の点に対して総合的な理解が出来ている保護者である必要があります。
子供も日々頑張っています。教師も責任をもって我が手で子供達を伸ばそうと思っています。ご両親も自身で受験を決めた以上、子供が日々学んでいる事に対して真摯に向き合って欲しいと願っています。
家庭ですべき事、教室で伸ばすべき事…これは同じではありません。伸ばしたくても家庭で伸ばせない点は多いものです。
伸びない理由を保護者に押し付けず、教室とご両親が一体となって子供という原石を磨き上げたいものです…
第2回模擬テスト(特別回)は5月17日(日)に行います。
通常の流れとは異なる考査方法を経験させるので、子供の対応力が試されます。慣れた考査方法でしか力を発揮できない子供は、10月からの考査でも同様の結果になるものです。
子供にとっては試練かもしれませんが、大きな成長を見込めます。
外部生の挑戦をお待ちしています。