政府の幼小中校への休学要請で、幼稚園や保育園の休園の受け皿が学童保育に集中し、現場の混乱が話題になっているようですね。
幼児教室でも休室処置が続き、教室に通えないことで保護者も不安になっているのではと想像しています。
今回は、病気やケガで休まざるをえなかった過去の生徒達から学んだ、「集団指導を一定期間休み続けたことによる影響」についてお伝えしたいと思います。
小学校受験を終えて、教室通いをしなくなった生徒が二週間過ぎると、親が心配になるほどメリハリのない姿になることはよくあることです。その為に、私立校受験終了後の国立大学附属受験では、子供の能力低下への対処が合格に大きく影響することを、ブログで何度も述べてきました。
教室卒業後、集団指導の機会が無くなったため能力が発揮できなくなる事例と同様なのが、マイコプラズマ肺炎や溶連菌感染などが長引き、一か月間ほど教室を休まざるを得なかったケースです。
能力が発揮できなくなる代表は行動観察系なのですが、個の教育しかできない家庭ではなかなか補えないのは当然です。
個人差はありますが、一か月間休まれた場合元の状態まで戻すのに、一、二か月間は必要ですから、伸び盛りの八月に一か月間集団指導を行わなかった子供は、個別学習で補い続けても輝きを取り戻せず。志望校を変えざるを得ないか、受験を諦めなくてはならなくなる例もありました。どんなに刺激を与えてもキレが戻らない子供を見るのは辛いものです。7月から8月にかけての長期休みは受験断念に繋がります。
二週間程度休んだ程度なら、二週間から一か月後にはもとに戻すことが可能ですが、新型コロナウイルス対策で休室となった幼児教室の生徒は、家庭学習で補ったとしても、子供を元の状態に戻すには同程度の時間がかかると考えて良いでしょう。
もしこのまま一か月間休室が続くようなら、戻すのに一か月必要なケースもあるでしょう。夏の大イベントが万一中止になったとしても、秋の受験が延期になることは考えられませんが、これまで順調に成長してきた子供の準備計画は練り直さなくてはならなくなると思います。
しかしながら能力が出せなくなっても、一度身に着けた能力を無くしたわけではなく、休眠状態に入ったようなものですから必ず戻りますから、慌てないことが肝要です。
これから準備を始めようとするご家庭には酷ですが、幸いまだ三月なのです。親は慌ててはいけません、子供の動揺に繋がります。復帰してからの計画を練り直せばよいだけの事です。
私の教室は、手洗いや消毒の徹底と、保護者の出入りを第二教室だけに制限。加えて当会の特色である保護者の導きの為の「解説」については、人数の多い年長クラスのみ今日から来週一杯まで行わず、解説書の配布に切り替えて対応することにしました。
昨日の年少クラスでは、指導中に塾長セミナー行い、午後の年中クラスは体験指導の方も来られました。本日29日の「年長クラス二月最終授業」は「達成テスト」でしたが、ほとんどの子供が参加し元気な姿を見せてくれました。
慶進会幼児教室は、保護者の皆様の協力を得ながらウイルス対策を万全にし、当面子供達の成長を促し続けて参ります。受験準備でお困りの方はご相談ください。個々の状況に応じた助言をさせていただきます
思考力upの為のペーパー指導のツボ⑴
小学校受験のペーパー教材を用いて、お子様の思考力を伸ばすために、 ご家庭でお母さんが、どのように指導すればよいかについて講義させていただきます。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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