4歳以降の子供に手を入れる…part2「十種競技の選手を育てるような子育てを目指す」

4歳以降の子供に手を入れる…part2

「十種競技の選手を育てるような子育てを目指す」

 

新テーマ「4歳以降の子供に手を入れる」では、幼稚園受験適齢期を過ぎた4歳児の子育てと小学校受験で成功する親の在り方や指導について発信しています。

 

part1では、親離れ、子離れを意識した子育てにスイッチを切り替えるという発信をしました。

 

すべての家庭が小学校受験をするわけではなく、極少数の家庭だけに言える内容のようですが、就学前の準備として小学校の先生方に委ねるのに十分な成長をさせておくことは、受験の有無に関係なく最低限の両親の心構えだと思います。

 

公立小の先生方に最近の新入生の様子について伺うと、最低限の生活力や話を聞く姿勢、他の子供たちとの協調性等々が欠如している子供が多いために、家庭で済ましておくべき指導から始めなくてはならない悩みを耳にします。

 

「税金を納めているのだから、その程度の事は当然…」と思ってしまうのかもしれませんが、小学校の教師の本文は学習指導ですから、学校に於ける生活指導以前の領域まで委ねるのは親としての意識が低すぎると思います。

 

子供を選抜するだけでなく、面接や願書確認で保護者を選ぶことも可能な附属小学校の先生方は、小学校二年生程度に我が子を成長させただけでなく、通わせる目的意識が明確な家庭と向き合えるわけですから恵まれた存在と言えるでしょう。

 

私は、日本全国で99%を占める公立小学校であろうと、1%に過ぎない附属小学校であろうと、6年間という長期の教育で、我が子にどのような影響を与えたいのか?兄弟姉妹それぞれに異なる意味があることを認識すべきだと思います。

 

その前提となるものは、ご両親や祖父母から受け継いだ遺伝的な資質・気質と、親や他者からの人的影響で身に着けた外面を、1~3歳の子育て期間に可能な限り客観的に把握しておくことだと思います。

 

演奏家や芸術家、サッカーなどの職を夢見る家庭に必要な、長時間に亘る練習に特化した生活ならともかく、一般家庭の4歳以降の子育ては、それまでの間に客観的に把握した修正すべき点を、焦らず丹念にじっくりと改善していくことを目指すことが肝要です。

 

それが性格面・社会性・生活力・言語発達・身体能力…等々の何なのか?全てが気になってしまう方もおられるでしょうが、幼稚園や保育園、幼児教室などの多くの子供と向き合ってきた者からの判断を参考にして絞り込むべきです。

 

陸上競技で例えるなら、単一の種目に長けた選手ではなく、不得手な種目でも平均値ぐらいまでは修正しておかないと好成績に繋がらない、「十種競技」の選手を育てるような子育てを目指すことが、結果的に苦手意識を無くし、子供自身の自信を生み出していくことを受験指導経験で知っています。

 

縄跳びを克服すると、次の鉄棒技術取得が早まるように、子供は「出来た!」という実感で得た自信の積み重ねで、人的な魅力だけでなく他者への気遣いさえも可能な魅力ある姿に変貌していきます。

 

4歳以降の子供に手を入れていくことで成長した我が子の姿は、乳児から3歳頃まで遠巻きに眺めることの多い父親の目にも満足できる結果となり、主体的に子育てをしてきた奥様のよき理解者としての姿勢さえも生み出すのです。

 

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