本日のけいしんかいは、第六回模擬テスト(総合回)を行っています。
今年の模擬テストも今回が最終回です。
私達は、既に受験が始まっている10月に模擬テストをなるべく行わないように日程を組んでいます。
東京都の私立附属中心に受験をされる方にとって、「考査まであと一カ月あるので、まだ模擬テストを受けられるじゃないですか?」と思うのは無理もないのですが、考査日に最良の状態で臨むための一か月と考えてみてください。
日曜日に模擬テスト通いを続けて、心と身体が疲弊した子供にならないようにと考えてのことなのです。
当会の模擬テストが無くても、他教室の模擬テストや統一模試等々を受けてしまうと思います。その結果が悪ければ不安になり、良ければ安心する…保護者の自己満足の為の模擬テストになってはいけません。日曜日ごとに模擬会場を渡り歩く生活は避けて欲しいと思います。
もちろん、早生まれの子供や、遅く準備を始めた伸び盛りの子供は別です。教師の要求に応えられる成長をやっと迎えたのです。ある程度の機会を与えてあげるのは良い事です。何事もケースバイケースです。
模擬会場を渡り歩いてしまう家庭は、考え無しに有名校の考査を受け続けてしまう家庭になりがちです。小学校受験に「数撃てば当たる」や「あわよくば」はないのです。「不合格」報告を積み重ねて親は心を病み、子供にも考査疲れが後日一気に訪れ、後半に本命校がある場合、身に着けた力量を発揮できなくなります。
反対に、体力不足などを理由に慎重になりすぎて、間の空きすぎる受け方も考えものです。本番の考査は親子を成長させる機会です。適度な考査経験は本命校の合格の為に必要なのです。
本番の考査を前に、親の不安を解消するために、やみくもに模擬テストを受けるのではなく、意味のある利用の仕方をして欲しいと願うばかりです。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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