今日は10月18日(水)です。昨日から洗足学園の考査が行われています。
男子の考査は平成29年10月17日(火)
女子の考査は平成29年10月18日(水)
本年度から男女の考査日を分けて考査を行うことになりました。
1923年(大正12年)前田若尾が自宅を私塾として創立した後、女子高校としての歴史を刻みながら1949年(昭和24年)に洗足学園小学校を開校。既に70年近くの歴史を持つ小学校です。
中学受験準備系の附属小学校を選択する保護者は、受験準備の軸が塾(予備校)になってしまう公立小を避け、低学年時の人的教育を大切にしつつ、高学年時に学校を軸とした受験準備を可能にする教育環境を評価するのですが、洗足学園小の中学受験校としての評判が高くなってから随分時間が過ぎ、近年になってから高学年時の人的成長に関しての賛否両論を耳にするようになりました。
健全な人的成長と中学受験の好結果の両立は、素人目に見ても難しい事だと思いますが、神奈川県の精華小や東京都の国立学園、宝仙、都市大附属などと比べると、予備校的要素が濃すぎるせいで学内の生活に大らかさが足りないのかもしれません。ただ、中学受験合格を目指しての小学校選択であったことを考えると、中学受験校に全てを望むのは贅沢すぎるような気もします。
慶進会の卒業生は学習院や成蹊、青山学院、成城学園のような大学附属小に通学していても、小学校の育ちを手に入れた上で、他の中高一貫校を受験するような不退転の決意をする子供が少なくないのですが、彼らが口を揃えて「我が子が生まれたら再び母校に通わせます!」と言い残して転校していくのを見ると、附属小に通い全ての学校行事を謳歌しながらでも受験は可能なように思えます。
もちろん、自身を客観的に判断できる大人度の高さが条件ではありますが…
例年、幅広い分野からののペーパー8~9枚に加えて、絵画・巧緻性・行動観察・運動…と幅広い領域から出題する洗足学園です。
当会からも例年同様、数名が受験しています。初めての受験の子供も多いです、力量を発揮してくれることを願っています。発表は20日の予定です。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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