立教女学院短期大学附属幼稚園天使園 園児募集停止に対しての思い
先般、発信させていただいたように、「天使園 園児募集停止、そして立教女学院短期大学募集停止」という、私立附属幼小受験に長く関わってきた私にとっては、とても残念な発表がありました。
園児を指導する教員養成機関としての短大や大学は、その附属幼稚園だけではなく、全国の幼稚園指導者になるための重要な養成機関です。東洋英和や日本女子大、玉川学園…と同様に
教員になるために大切な実践経験を積む場として、附属幼稚園は利益度外視の場として必要な存在です。
天使園は、最近人気高騰の立教女学院小学校に全員進学できる附属幼稚園となってから、受験希望者が私の教室でも年々増加していただけに、募集人数はたった20人にすぎませんが、されど20人という価値ある存在でした。
成城学園、日本女子大豊明、青山学院、そして昨年の東洋英和…と、次々に二保から三保幼稚園になっていく中で、雙葉、田園雙葉、学習院、暁星…と共に貴重な二年保育幼稚園でしたから当然です。
学校法人立教女学院 理事長 若林 一美さんの報告の中にある、天使園は、これまで短期大学との一体的な関係を基盤に、キリスト教保育の理念と実践を通して多くの卒園生を送り出して参りましたが、急激に変化しつつある社会的要因に基づく短期大学の募集停止を受けて、今後の天使園の独立した維持・運営は困難との結論に達したものであります。
文中の「急激に変化しつつある社会的要因」が、職業を持つ母親への支援から増えつつある、子供園等の人材育成に向けて、学院側の経済的負担に繋がるものならば、他の教育機関への波及も考えられ。戦後70年という時代の変わり目を感じざるを得ないところです。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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