1月9日（木）今年も就学前クラスが始まりました。

「明けましておめでとうございます！」

昨年卒業された旧年長クラスの生徒達が次々とやってきます。今日は11人の子達が受講するようです。

保護者の皆さんも近隣のカフェに集まり、思い出話で盛り上がることでしょう。

年長クラスでは、初夏の寺子屋スクールで文字の読み書き指導を絵日記を通じて行いますが、本格的な指導は卒業後ということになります。

算数・国語の指導を続ける就学前クラスですが、国語の「音読」指導を特に大切にしています。

国語力を身につけるには作文を書くことが一番なのですが、文章を音読することによっても身につけることができるそうです。文章を実際に声に出して読むことで、文章がどのように構成されているかを知ることができるからです。

例えば、日本語には「てにをは」という助詞や助動詞があります。「てにをは」をどういった時にどんな形で使うのかが分かれば、文章の読み書きが上達します。

「てにをは」は伝えたい内容や、後ろに続く文章によって使い分ける必要があります。理屈で学ぶものではなく、音読の繰り返しで感覚として「慣れて」いくものなのですね。

もう一つ大切にしているのは、漢字の「書き順」です。近年、多くの日本人にっとて文字は「書く」のではなく「打つ」ものになっています。入試でさえ書き順を出題するのは私立が目立つ程度です。

書き順が存在する理由は、書き順通りに書くときれいな字が書けるからです。日本人だからこそきれいな文字を書けるようになり、日本の文字の美しさや意味を理解できる人になって世界に羽ばたいて欲しいものです。
 

中学受験の指導経験のある小学校受験主任にとって、就学前指導はお手の物であり、就学前では理科の実験指導も毎回行っています。

実験の様子はいつかご覧いただきましょう。

三月末までの週一回の就学前クラスで学び、しっかり力をつけて入学式を迎えて欲しいですね。