11月７日（木） 国本小学校の合格報告を頂きました。
成城学園の南口と北口で、三十年に亘り二教室を当会は運営していました。
私は当初成城教室の室長として幼児教室に勤務し、併設の中高受験教室の室長兼任で、幼稚園から高校までの受験に関わるノウハウと年長クラスの主任教師として小学校受験指導の実績を積み上げてきました。
成城教室の後半期に、二子玉川教室（成城からバスで二十分）を開設し十数年間運営していました。成城教室と二子玉川教室の運営と重なる時期に、練馬区の江古田で幼稚園から高校受験までの教室を35年間運営していたので、当会が環状八号線より外側の地域の附属受験に詳しいのは当然です。
私立附属幼小に縁の薄かった方には馴染みのない学校かもしれませんが、小田急線喜多見駅から徒歩2分の地に、国本学園（幼稚園から女子中・高校までの一貫教育 無宗教）系列である国本小学校があります。
新宿からですと小田急線成城学園前駅の一駅先の為、ドミニコ学園(世田谷区岡本）や桐光学園(川崎市麻生区)等と共に、当会の成城教室では縁のある附属小学校でした。
中高が女子校で系列幼小が共学という、中高の女子教育から発展した学校法人です。（昨年から中高が共学化となったサレジアン目黒星美と同様です）
高校が戦前の昭和17年（1942年）、小学校が昭和29年、幼稚園が昭和33年創立ですから、小学校は創立（から既に70年の歴史を刻んでいます。
創立者（初代学長）有木春来先生は、女子学院、津田英語塾に学び、婦女子の人格教育に献身された方です。
「国の本は家にあり、家の本は身にあり」『礼を重んずるは国の本を為す所以なり』（孟子・礼記＿）を標榜して国本高等女学校を開校されました。
大妻女子大学の大妻コタカ先生、日本女子大学の成瀬仁蔵先生、津田塾大学の津田梅子先生、川村学園の川村文子先生…日本の婦女子の教育に尽力を注いだ方々が多数おられます。
女子の地位向上のためには先ず学問と知識を身に着け、人格と教養を高める必要があると確信されたのでしょう、時代を考えると並大抵の努力ではなかったのではないかと想像できます。
現代の国本小学校は男女ともに中学受験をされる生徒がポピュラーになり、様々な有名中学に進学されています。進学先はHPでご確認ください。
【募集要項】
国本小学校は一次で男女60名、二次で男女若干名募集
考査日は、一次11月6日（水）8：30～16：00までの二時間程度
発表11月7日（木）web発表
二次11月18日（月）13：00～16：00までの二時間程度
発表11月19日（火）web発表
出願は11月15日(金)まで
考査方法は、知能・運動能力テスト、集団遊び等の観察
親子面接は、考査日より前に行われます。
日時は、出願後にweb予約
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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