幼稚園・小学校受験の指導経験を通じ、「そのうちに、できるようになる筈…」と思う親の多さを実感してきました。
中学受験や高校受験と比較すると、小学校受験で身につけなくてはならない分野は数多くあり、知育以外にも生活力や社会性など多岐に亘ります。
確かに、時が立てば自然に理解できることもあるでしょう。しかしながら「そのうちに、できるようになる筈…」と思っていても、できるようにならない事って意外に多いものです。
ところが、特に高学歴の保護者から「そのうちできるようになると思っていました…」という言葉を何度聞いたことでしょう…。
恐らく優秀な学業成績であったあなたは、その実感を小学校高学年から自覚されたていたことでしょう。でも原点である幼児期に、あなたのご両親は大切なあなたの成長を夢見て、色々手を入れて下さっていた筈です。幼児期の記憶を覚えていないだけのことです。
発達差の大きい幼児期は、何度も繰り返し経験させたり、教師が丹念に反復指導を繰り返して定着させなければできるようになりません。それでも定着度が低い分野は、保護者に家庭学習の指導方法をお伝えして。補って頂く必要があります。
使用したテーブルの椅子を元に戻すことや、開けたドアを閉めること程度のことですら、幼児期の育ち故に身についていない大人は多いものです。
そんな基本的なことすら「そのうちできるようになるわけではない」ことを、親は理解しておく必要があります。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
〒102-0084東京都千代田区二番町9-2日興ロイヤルパレスB1
Tel 03-3265-7774 / Fax 03-3230-4737
http://www.keishinkai.ne.jp/
現在、キャンセル待ちの方が2名です。
コージアトリエ『ご家族で取り組むお受験スタイル』 - YouTube