志望校・志望園を選ぶ視点⑶
中学以降の附属と幼小附属は全く別の価値と理解すべし。
中学受験以降の受験経験や、附属中高の経験を基にして、私立や国立附属を絞り込むのは、見誤る可能性が高いと思ってください。
もし経験が無くても、附属中高については大学進学データや指導カリキュラムの特徴などネット情報や書籍などで数多く入手できます。また、偏差値の基準も明確で理解しやすく、将来の職業選択や最終学歴を考えた保護者にとって理解しやすいと言えるでしょう。
しかしながら、附属中高の学生生活は、幼稚園や小学校で身に着けさせたい「育ち」とは異なるものです。保護者は(特に父親は)自身の経験を基にした判断をして結論付けてしまうことが多いだけに、頭を切り替えて幼小の受験に向き合って頂きたいのが本音です。
だからこそ、保護者の皆様に各附属幼小に通う意味を理解して頂くことが大切であり、ご家庭に適切な附属幼小のコーディネートをしていかなくてはならないと思っています。
「可能な限り願書を沢山出して合格を手にするべき」とか「この子供は活発で男の子と遊ぶのが大好きだから共学ですね」などの低次元なアドバイスを鵜呑みにせず、自分自身の眼力や判断力を基にした自分の物差しを持って意見を聞き、確信の上に志望校(園)を決めてくださることを期待しています。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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