4歳以降の子供に手を入れる…part10
「本物を写生してみょう」
part9では制作技術を磨こう…を発信しました。
part10では「本物を写生してみょう」について述べてみたいと思います。
年中クラスの夏期講習に「魚」がテーマの日があります。
ある年の授業で「秋刀魚と鯵を写生する」という課題を出したことがあります。
先生が手に持っているのは何でしょう?
これは魚屋さんで仕入れてきたばかりの鯵です。
本物の魚に対する子供達の興味の深さは、この一コマを見て頂ければ
理解いただけるのではないでしょうか?
続けて、これから旬の季節を迎える秋刀魚もじっくり観察させます。
その成果が下の絵です。
じっくり観察する子供は、大人が余計なアドバイスをしなくても「生き生きした絵」を描くものです…
下の絵は、水槽で泳いでいる「錦鯉」を写生したものです。
生き物ならではの躍動感を個性豊かに表現しています。
絵画は「習うより慣れろ」で、様々な課題の絵を数多く描かせるのが上達の早道ですが「生き生きした個性豊かな絵」を描かせたいと思ったら、「本物を写生」させるのが一番です。
絵が上手な子供の共通点は、じっくり観察する意識が持続する ことなのですが、絵を描くことがあまり好きではない子供でも、犬や猫、亀やザリガニなどの小さな生き物だけでなく象やキリンなどの大型動物の動く姿は飽きずに観察します。
水族館にいる生き物もいつまでも飽きずに眺めているものです。
もうお分かりですね、写生する対象物はいくらでもあるのです。ただ見学するだけでなく、その場で絵を描かせましょう!
はく製や標本でも良いのです。
恐竜展の恐竜だって子供達は興味津々です。
驚くほど生き生きした絵を描く我が子に驚くことでしょう…
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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